ども、鉄男だすぅ。
前回の最後に、電車と気動車(きどうしゃ)のお話をしましたので、今日は少し掘り下げて説明してみます。
電車というのは、電気の力でモーターを動かして走るので、ほとんどの電車には天井部分にパンタグラフという集電(しゅうでん)装置が取り付けられています。
上の写真は阪急電車ですが、天井部分にあるひし形の装置がパンタグラフです。
パンタグラフの、さらに上にある電線を鉄道用語で架線(がせん)と言います。
架線の正式名称は架空電車線(かくうでんしゃせん)と言うので、略して「かせん」というのが正しいのですが、活線(かっせん。電気が通っているという意味で使われます)と混同されることを防ぐために、僕たち鉄道関係者は「がせん」と呼びます。
もちろん、プラレールにもパンタグラフは忠実に再現されています。
次に気動車(きどうしゃ)ですが、これはディーゼルカーというのが一般的でしょうか。
文字通り、車体の床下部分にディーゼルエンジンを搭載しており、電気が無くても自らの力で走行が可能です。
ちなみに燃料は軽油なんですよ。
車と仕組みが似てますね。
少し見づらいかもしれませんが、天井部分にはパンタグラフが付いていません。
電柱を建てたり、架線を通すには費用がかかるので、たくさんの列車本数を必要としない地域では、現在でも気動車が日本各地で活躍しています。
以上、鉄男による鉄道雑学コーナーでした~。