こんばんは
鉄男でございます
新幹線での殺傷事件について続きを書いていきます
前回のお話
この事件については
犯人が複数の刃物を車内に持ち込み
犯行に及んだとして
新幹線に持ち物検査を導入すべき
という報道が見受けられます
これに対して新幹線を運行している各JR会社は難色を示しています
理由としては
乗客の利便性を著しく損なうということですが
新幹線の魅力として
待たずに乗れるということが挙げられます
何時間も前に空港へ行って
様々な手続きを済まさなければならない航空機と違い
急きょ予定が変わったり乗り遅れたりしても
また次の列車がやってくるのが
航空機と新幹線の最大の違いと言えます
防犯上では
持ち物検査をやれば絶対に安全性は向上します
しかしながら
東京と新大阪を結ぶ東海道新幹線を例に取ると
1本の新幹線が16両編成として
約1000人もの乗客の荷物を検査するというのは
とても現実的ではありません
それが約10分に1本
場合によっては3~5分に1本の割合で
次々と新幹線がやってくるわけですから
それがどんなに大変なことかは想像に難くないでしょう
世界でも類を見ない便利な乗り物のはずが
逆に乗客の安全を脅かす足かせになっているのは
何とも皮肉なものです
少し長くなりそうなので
また次に続きたいと思います
~つづく~