うちの話 健康 鉄道

休む勇気・あきらめる勇気を持ってください

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久しぶりの近況報告というか

最近の自分を振り返ってみたいと思います

 

(かなり長文になってしまったので、しんどくなったらごめんなさい)

 

今の職場である指令所に赴任して、はや2年が過ぎました

見習いの時にちょうど長男が生まれたので、もはやそのへんの記憶が無いに等しいくらい

仕事も訳が分からず、家に帰っても慣れない育児に奔走し、毎日が戦争状態でした

 

 

そんな状態が半年くらい続くと、今度はさらに仕事が忙しくなってしまって

去年の3月くらいだったと思いますが、何をするにも辛く感じることが多くなりました

 

今思うと「うつ」状態だったかもしれません

 

何せ、通勤の時に電車が普通に走っているのを見るだけで

気持ちが滅入ってしまっていたもんですから

俗にいう「ホンマにやばいやつ」だったんでしょう

 

 

 

あのままひどくなっていたら

会社にも家族にも迷惑をかけていたかもしれません

 

 

そんな僕を救ってくれたのが、近くに住んでいる妻のお兄さんです

 

 

お兄さんは本当に多才な人で

保育士をやっていたり、僧侶(お坊さん)の仕事をしたり、

今は株の売買やブログで生計を立てています

 

 

 

メンタル的なカウンセリングもお兄さんの特技の1つで

その時は、いろいろと溜まっていたものを吐き出したと思います

 

 

 

僕は性格的に1つのことを突き詰めるのが得意なほうで

2つ以上のことを同時にすることが苦手です

 

 

ただ、これは非常に危険なことも多く

「うつ」のようになった時も

仕事がうまくいかない=この世の終わりという状態でした

 

 

 

 

そんな僕の様子を見たお兄さんは

何でもいいから好きなことを見つけて、それを日々の楽しみにしていこう

と言ってくれました

 

 

ちなみに、僕の好きなことって

 

鉄道

野球

お酒

 

の三本柱なんですけど、これマジで完全にオッサンですよね(笑)

 

いや、32歳は既にオッサンか...

 

この中でも、やっぱり自分の仕事にも関わっている鉄道は

すごく特別なものなんです

 

 

 

 

身の上話になりますが

僕は小さい頃から父親と母親のケンカが絶えない環境で育ってきました

 

 

その時は、本当に何もわからなくて

事あるごとに言い争っているのを見たり

時には父親が母親に暴力を振るっているのを見たことは

一度や二度ではありません

 

 

 

でも、子供ながらに親は特別な存在であって

毎日が辛い日々ではなく、もちろん楽しい日々もあったわけで

父親にはよく列車に乗せてもらって、いろんなところに連れてもらいました

 

 

小さいころの記憶は結構鮮明に残っているもので

夫婦の仲が最高に悪かった小学校3~4年の頃は学校も行きたくなく

1人でお小遣いを握りしめて、列車に乗っていたことを思い出します

 

 

 

今思ったら、かなりの通報ものですよね

 

小学生が平日の昼間から1人で列車に乗っているわけですから

 

 

ただ、その時は楽しくて仕方がありませんでした

 

 

 

運転士さんのすぐ後ろに張り付いたりもしましたし

JRや私鉄を問わず、いろんな列車に乗りに行きました

 

 

そのうち、特急や快速の停車駅を覚えたり

急行と普通の接続する駅の場所がわかるようになりました

 

 

列車に乗っているときは、嫌なことを忘れられる特別な時間でした

 

 

 

結婚するときに両親と仲違いしてしまったので

もうかれこれ5年くらい会っていませんが

今の仕事に就くキッカケを与えてくれたのは

間違いなく両親のおかげかなぁと思います

 

 

まあ、世の中キレイなことばかりではないことを教えてくれたのも

両親というのが皮肉ですね

 

 

 

 

 

という理由で、やっぱり鉄道とは切っても切れない縁がありまして

あとは本を読んだり、文章を書くのも好きだったので

 

 

どうせなら鉄道ブログでも書いてみたらどうか

 

 

ということになりました

 

 

 

 

最初のころは義務的なものを感じたり

何を書いたらいいんだ~!と頭でっかちになってしまい

途中でサボってしまったこともありました

 

 

でも、コツコツと書いているうちに

今日はこれを記事にしようかとか

子守りついでにあそこの電車に乗りに行こうかとか

 

ちょっとずつ仕事以外の事を考える時間が増えていきました

 

 

 

日本人は苦しいことに耐えたり

1つのことに集中することが美徳とされていますが

 

 

ちょっと立ち止まってサボってみたり

全然違うことにチャレンジしたりすることで

本来の大切なことに注力できるんだなぁと

身をもって経験しました

 

 

 

1つの道が閉ざされたからといって、全てが終わるわけではありません

 

 

 

 

言葉にすると簡単ですけど

これを実践できている日本人は案外少ないような気がします

 

 

 

 

じゃないと、年間約2万人も自殺者が出るわけないですよね

 

 

特に9月は自殺者の数が増加傾向にあります

 

平成29年中における自殺の概況 厚生労働省のホームページより

 

 

 

 

鉄道の仕事していると

人と列車が接触してしまう

人身事故は避けては通れません

 

 

それが起こってしまった後は

もちろん列車はその場から動くことができず

運行ダイヤが乱れます

 

 

不幸な状況が重なって列車に接触してしまう場合もありますが

自らの意志で向かってくる列車に飛び込むということもあります

 

 

今の職場に来てからは

そのダイヤ乱れを対処するのが仕事になったわけですが

「うわマジか...」と思う気持ちがあっても

自ら命を絶ってしまった人に対しての感情は何も持ち合わせていませんでした

 

 

でも、ある日の人身事故のダイヤ乱れが収束して

上司が日報作成のために駅ホームからの監視カメラで

当該事故の様子を確認していた時に

僕はたまたま近くを通りがかって

つい興味本位でその映像を見てしまったのですが

本当にあっという間の出来事なんです

 

 

フラーッとホームの端にやってきて

そのまま線路に降りて、列車が通過して...

 

 

何のためらいもないんですよ

 

怖がる様子もなくて、むしろ自然に見えました

 

 

人がどうしようもなくなるまで追い詰められて

「死ぬ」ということ以外考えられなくなった後に

その苦しみから解放される時の姿は

本当に異様としか言いようがありません

 

 

 

鉄道自殺をしたら遺族に多額の賠償金を請求される

という話は都市伝説のように語り継がれていますが

 

 

これは本当のことです

 

 

ネットのように何億、何十億ではなくとも

運行に支障をきたすということは

鉄道会社にとっては経済的に大きな損失です

 

 

もちろん、鉄道会社やお客様だけでなく

残された家族や友人はどうなるのでしょう

 

 

 

本当に死ぬことしかできないのでしょうか

 

 

 

死ぬ勇気を持つくらいなら

全てをあきらめるくらいの勇気を持ってください

 

 

 

ちょっとショッキングな表現かもしれませんが

自分の人生なのですから

好きなことして生きたらいいんです

 

 

 

 

台風だったり、地震だったり

今年は自然災害の多い年です

 

 

突然に命が失われた人がいて

残された人たちはその現実を受け止めなければならない

 

 

こんな辛いことがあるわけですから

残された僕たちは

毎日生きてるだけで良かったね

という気持ちを持つくらいでいいんじゃないでしょうか

 

 

 

~おわり~

 

 

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